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ニャンジャ小屋

ニャンジャの隣にはサツマイモが転がってるだけ…。

第三帝国と音楽家たち

 ナチスものの本を読んだ。

 

第三帝国と音楽家たち―歪められた音楽 (叢書・20世紀の芸術と文学)

第三帝国と音楽家たち―歪められた音楽 (叢書・20世紀の芸術と文学)

 

 この本には、第三帝国時代のドイツで活躍した音楽家たちが、たくさん出てくるぞ!

中には二流の音楽家も多いけど、それでも彼らはドイツ人だったために、才能がなくてもユダヤ人音楽家よりは優遇されてたんだ。

カラヤンユダヤ人だったので、ドイツから追放された。

そうだったのねん。

 

当時のドイツで音楽家が成功するには、ナチスに所属して、ヒトラーに気に入られるしかなかったんだ。でもヒトラー自身、一応音楽の知識があったし、その音楽家がただゴマスリしてるかどうかぐらいは見分けがついたので、ヒトラーに気に入られるのは簡単じゃなかったらしい。

 

へぇ。面白いよニャ~。

この本の中で、一番成功したと書かれてるのは、「フルトヴェングラー」という音楽家だ。彼は、二流音楽家だったけど運だけは強く、ナチスの中で器用に動き回り、ヒトラーからも気に入られ、有名なオーケストラの指揮を振り、大きいコンサートも任され、最後はヒトラーから豪邸をプレゼントするとまで言われるけど、フルトヴェングラーはそれを断り、その代わりナチスの組織からは搾れるだけ搾り取って、蒸発してしまった。

 

ニャンというやつ。

ナチスは、ユダヤ人音楽家のことをメチャメチャ嫌ってて、ユダヤ音楽は唾棄すべき悪魔の音楽だとまで思ってたらしい。

 

これが非常に恐ろしいと思った。

上の人がそう言うんなら、そうなんじゃ…と思い込んで同調してしまうのは怖い。

 

そして多くのユダヤ人音楽家は、「絶滅収容所」という恐ろしい名前の場所に送り込まれたんだ。

中には天才的な音楽家も居たでしょう。でもユダヤ人だから……って、何故当時のドイツは、ここまでユダヤ人を毛嫌いしてたのかな?と思った。

 

ナチスにとって音楽は、かなり重要なものだったんだ。音楽は政治にも利用されるし、娯楽にもなるし。

音楽家たちがヒトラーに気に入られようと、必死にヒトラーに取り入ろうとする様子が何とも、虚しいというか、哀しいというか…まぁ読んでて面白かったかニャン~。

 

93点!

 

ニャンジャ。